袖口にかみついたマムシの首
どんな伝承か
大正の末頃の話。菅の丘陵には水の湧く谷戸が入り組み、そこにはマムシが多かった。下菅の茂さんが草を刈っていると一匹が現れ、飛びかかってきたので、手にした鎌でその首を刎ねた。落ちているはずと思って辺りを探したが、切った首はどうしても見つからない。仕事を終えて家に帰り、野良着を脱ごうとしたところ、袖口に食らいついたままのマムシの首がぶら下がっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)