西袋・熊野示現の隠れ穴
どんな伝承か
今立郡河和田村の金谷の山奥には、弁慶が鉈で割ったという直径一丈五尺ほどのなた岩がある。そのすぐ先の西袋まで来ると、熊野の大神が忽然と示現して弁慶に向かい、隠れ穴を指されたという話がある。この大きな穴の開いている岩の中では、のちに一時、賭博が行われたといわれる。熊野神の示現のことは誰が知って伝えたものか、また隠れるといってもその内容は不確かで、こうした不名誉な側面も弁慶に付会させているのだと評されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))