私は小学校五年生の時、病気で耳が聞えなくなりました
どんな伝承か
石川県河北郡内灘町の東義一は、小学五年生のとき病気で耳が聞こえなくなった。当時机を並べていた級長のK君が、五、六年後の昭和五十年頃、二度にわたって夢に現れたため不審に思っていたところ、のちに別の友人から、K君が東京で脳卒中に倒れ、病院をたらい回しにされた末に亡くなったと知らされた。東は、K君が死の直前、幼なじみの自分のもとへ別れを告げに来てくれたのだと考えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。