うちのとなりの近所のネコが五匹も逃げていて、そのネコ
どんな伝承か
群馬県邑楽郡大泉町の近所で、逃げた五匹のネコが家の手拭いや茶釜の蓋、火箸などを持ち去り、野原に集まって手拭いで鉢巻きや頬っかぶりをして踊っていたという本当らしい話が伝わる。からかさ屋のネコが仲間を率いてやっていたとも言われ、ネコは一年、三年、五年などと年を決めて飼うものとされ、大きくなると姿を見せずに死ぬのだと信じられていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。