トップ岐阜県の伝承揖斐川町

グヒンサンは、鼻高天狗のこと

所在地岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲
年代現代
登場浦野九一、体験者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

岐阜県揖斐郡谷汲村(現・揖斐川町)の話。グヒンサンは鼻高天狗のことで、赤い着物を着ているという。炭焼きをしていた人が朝、高い山へ行ってみると、木の元に狗賓さんの緒太草履が脱いであり、晩に釜をとめに行くと大きな声で狗賓さんが笑った。別の人は山で木の葉が固まったような玉を棒でつついたところ、急に暗くなって雷雨となり帰れず、翌日帰宅すると病気になった。祈禱してもらうと天狗の屋敷をつついたと言われ、呪文をしてもらって治った。また橋角という山のモミの木の下で昼寝をした浦野九一は、「九一よ、日が暮れるでもう帰らなやいかんで、おれは天狗だ」と呼ばれたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)

松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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天狗の声狗賓

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