山小屋に来る雪玉ユキノドウ
どんな伝承か
雪女は子を抱いた姿ばかりでなく、さまざまな形で現れると語られる。岐阜県の徳山村では雪の玉の形をとって現れ、これをユキノドウと呼んだ。ユキノドウは山小屋を訪れて水をくれとせがむが、言われるままに水を与えると殺されてしまう。熱い茶を出せば退散するという。鳥取県の中津地方では白幣を振りながら淡雪に乗って現れるといい、雪女は土地によって雪女郎、雪入道、雪坊などとも呼ばれ、一本足の姿で語られるところもある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。