姫川の大洪水の時
どんな伝承か
新潟県西頸城郡糸魚川町寺島に行人塚と呼ばれる塚がある。姫川が大洪水を起こしたとき、原某という者が自ら人柱となり、箱に入ったまま川端に埋められた。するとたちまち水は引いてしまったという。その後三年ものあいだ、原氏の読経の声が土の下から聞こえ続けたと伝わる。今は行人塚と呼ばれて土が高く盛られ、一本の松が茂っている。西頸城郡郷土誌に記録されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。