瘡を治すので笠仏といい
どんな伝承か
麻植郡川田村の船戸に笠仏がある。瘡を治すので笠仏といい、願掛けの時には、治ったら麦の粉を上げると言って祈るという。笠仏の名は長野県埴科郡東条村関にもあり、そちらは真田信之が庭内に運ぶと瘧をふるったので、返すとたちまち癒えたという由来を伝えている。同じように病を癒す仏として、瘧のときに草履か草鞋を履いて参り、それを塔に掛けて来ると癒るというおこり仏なども各地にある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。