ナミダ町を通る首切れ馬の鈴の音
どんな伝承か
川島町前田のあたりは、昔ナミダ町と呼ばれていた。近くの酒店の河野ヨリ子によれば、この付近には墓地が多く、白装束の葬列が頻繁に通ったことからその名がついたのではないかという。ナミダ町は南山から北山へ続いており、その道筋は首切れ馬の通り道でもあった。夜中の二時三時になると、微かな鈴の音がジャンゴジャンゴと聞こえてきたといい、その時刻には決して外へ出てはならないと言われて育ったそうだ。庚申様が祀られたのもそのためだろうと河野は語っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞