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小坊主の一声で消えた偽汽車

所在地千葉県我孫子市新木
年代成田線開通の頃(伝承)
登場小坊主に化けたトガ
出典我孫子市史 民俗・文化財篇

どんな伝承か

国鉄成田線が通じて、湖北と布佐に駅ができたころの話だという。ある夕方、湖北から新木へ通じる道に一人の小坊主がいたところ、突然汽笛が鳴り響いて機関車が現れた。小坊主が「トガはないぞ」と大声で叫ぶと、機関車はたちまち消えてしまった。トガとは、狸のようでもあり狐のようでもある何ものかだと伝わる。

原典より

小坊主が、「トガはないぞ」と叫ぶと、機関車は消えた。—— 我孫子市史 民俗・文化財篇(我孫子市・我孫子市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

我孫子市史 民俗・文化財篇(我孫子市・我孫子市史)

『我孫子市史 民俗・文化財篇』は、市史の口承文芸の部分の抜き書きで、伝説の諸節と世間話の章が収められている。新木の二股竹、将門の井戸、藤姫の入水、七ツ塚、頸天神などの伝説を木・水・塚・祠堂・城跡と屋敷に分けて掲げ、奇人譚や河童・狐・偽汽車などの怪異・霊異譚を世間話として載せる。多くの話の後に、柳田國男らの説を引きつつ御霊や水神の信仰との関わりを考える解説を付し、末尾に本稿のまとめを置く。

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