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布佐城址

所在地千葉県我孫子市布佐和田前(布佐城址)
年代文政二年
登場十三年布川紀伊守、和田義盛、田部主水、豊島平之允、居城したと伝わる武将、元亀天正期の城主、のちに居城した城主
出典相馬伝説集

どんな伝承か

布佐城址は和田前にある。昔、和田義盛が北条氏に讒せられて鎌倉を出てこの地に来たという説もあるが、義盛は頼朝の死後に兵を挙げて北条義時の軍に一族ことごとく殺されたと鎌倉記にあるので、その説は信じ難い。ただ下総辺の兵を集めたこともあれば、義盛の一族の誰かがこの布佐に居城していたに相違あるまい。利根川図志によれば、この辺の和田前という処から文政二年頃に石棺を掘り出し、中に長い刀と銅仏と石一片があった。石には和田氏墓、傍らに明応九年卒月日不知、文政二年乙卯歳四月建立と刻まれ、和田八幡と称して布佐の正蔵院に祭られている。城は元亀天正の間に田部主水が拠り、天正十三年に布川紀伊守に攻められて陥落した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・大正)

大正十一年、寺田喜久(狂花)が編んだ『相馬伝説集』。茨城・千葉にまたがる旧相馬郡(利根川流域=小文間・守谷・布川・布佐・藤代・横須賀など)の名勝・旧蹟・伝説を、△印で項目立てして地誌的に網羅する。最大の主役は平将門で、守谷町の朝日御殿・桔梗塚・佛島・日秀の石井戸など将門伝説群、その妾とされる桔梗の前の伝説を収める。

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