越前・娘に憑いた蛇
どんな伝承か
今から百余年前、越前国福井の里の長者・富次郎には、生来器量よく気立ての優しい一人娘があった。ある春の日、娘は庭で一匹の小蛇を見つける。捨てても山に運んでも、殺して谷に捨てても、翌日には決まって娘の枕元に戻ってくる小蛇に、娘は日に日にやせ衰え、食も取れず明日をも知れぬ様子になった。困り果てた両親のもとへ永平寺の僧が訪れ、娘を歩かせて蛇をおびき出し、木刀で押さえつけて退治しようとする、という顛末が語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の妖怪伝説(小笠好恵・昭和中期~後期(推定))