蛇と蜂が喧嘩し蜂が勝つ
どんな伝承か
昭和五年九月、足利市の農業倉庫前に立つポプラの木の上で、一匹の山カガシという蛇と足長蜂とが争いを始めた。蜂は蛇の目を狙って飛びかかり、蛇は尾を振って応戦し、一時間近くも死闘が続いた。やがて蛇は目をやられて樹上から落下し、蜂の勝ちとなった。この蜂は数日前にも燕と大喧嘩をして勝っていたといい、近所の人々は何かの前兆ではないかとしきりに御幣を担いで心配していたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))
明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件