大和十津川のダルつき
どんな伝承か
大和十津川の山村などでは、これを「ダルがつく」という。山路を歩いている者が突然烈しい飢渇疲労を感じて一足も進めなくなり、誰かが救助しなければそのまま倒れて死ぬ者さえある。何か僅かな食物を口に入れると、はじめて人心地がついて次第に元に復する。普通はその原因を、ダルという目に見えぬ悪い神の仕業と解していたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。