十津川のダリ憑き
どんな伝承か
奈良・和歌山両県には、ダリに憑かれるという山路が多い。十津川では腹が減っていないときでも憑き、飯を持っていてもそれを食う力さえなくなる。魚を持っているとよけいに憑くという。こうしたときは、掌に「米」という字を指で書いて水で飲む格好をするか、飯を一口口に入れて飲み込まず吐き出し、二口目に飲めば治るという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。