御蔵島の近藤啓次郎の悪事
どんな伝承か
御蔵島へは、近藤啓次郎という下級の武士が文政四年に八丈島から島替えになって送られた。この男は神主と名主が島を留守にしているのにつけこみ、長いあいだ悪事を働いていたという。やがて捕手が押し寄せると、逃れる算段もせずにさっさと首をくくって死んでしまった。八丈から移された流人が、その行き先で起こした事件の一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。