14. 鎧が淵の悲劇
どんな伝承か
大分県豊後高田市を流れる桂川の上流に鎧が淵という深い淵がある。慶長五年、黒田如水が大友氏を攻めた際、この地の郷士田染治郎は大友軍に加勢して戦ったが敗れ、七夕祭の日にこの淵に身を投げて死んだ。それ以来毎年七夕になると、緋おどしの鎧とともに紅白の蓮の花が淵に浮かび、これを取ろうとした者は必ず溺れ死ぬと伝わる。雨乞いの折にはこの淵の水を汲んで八幡三社に供えると雨が降るという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大分県の民話 第3集(土屋北彦・大分県の民話シリーズ・昭和期(推定:20世紀中盤))