トップ大分県の伝承豊後高田市

境内を出れば本物に変わる修正鬼会の鬼

所在地大分県豊後高田市(長安寺)
年代明治以前より現在
登場修正鬼会の鬼
出典大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの

どんな伝承か

大分県で鬼といえば国東半島である。明治より前には六郷満山の寺々で修正鬼会が営まれ、人々と鬼との距離は近かった。この行事に出る鬼は人を害する妖怪ではなく、福を招き災いを払う善い鬼で、不動明王の化身とされる。ただし寺の境内を一歩でも出れば、本当の鬼に変わってしまうと言い伝えられてきた。豊後高田市の長安寺に伝わる鬼ガンギ、国見町の清浄光寺にある鬼の墓、国東町の神宮寺の鬼会面の伝説などがその例で、いまも豊後高田市の天念寺では、鬼が境内の外へ出ることを禁じられている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの(大分県(編)・大分県史・自治体史(民俗))

『大分県史 民俗篇』所収の俗信・妖怪・憑きもの。井之口章次の分類に基づき、俗信を兆(予兆)・占(卜占)・禁(禁忌)・呪(呪術)の四機能に妖怪・霊異・憑きもの・民間医療を加えて論じ、大分県の具体例を挙げる。

種別から探す

六郷満山不動明王

豊後高田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『大分県史 民俗篇――俗信・妖怪・憑きもの』の伝承