高野の耳割鹿
どんな伝承か
高野は神野とも書き、諏訪大社の神饌として供える鹿を狩る、八ヶ岳山麓の広い狩場のことをいう。三月、上社酉の祭りには、前宮の十間廊に鹿の頭七十五、本膳七十五、神酒七十五樽が供えられるが、神野から獲れた鹿の頭のうち必ず一頭だけ耳の割れたものが混じっているという。この鹿は神代の昔から生贄と定められ、神矛にかかったもので、天竺の鹿野苑から献上されたものだと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
信州七不思議(降幡利治・江戸時代~昭和期の伝承集約)