なまずの頭をおさえる要石
どんな伝承か
八王子市上恩方町の椿山に、要石と呼ばれる石がある。地表に出ているのは一尺、およそ三十センチほどにすぎないが、四、五尺まで掘り下げても底に届かなかったという。この石は地震の通り道にあたり、地下にひそむなまずの頭を押さえつけているのだと語り伝えられてきた。『恩方村の伝説』に見える。
原典より
八王子市上恩方町には、椿山の要石というものがある。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊)
大島建彦・渡辺千佳子『武蔵の伝説』(角川書店「日本の伝説」シリーズ・昭和51年=1976刊)を全799話・伝説単位で収録(巻頭「はじめに」は除く)。旧国「武蔵」=東京都・埼玉県および神奈川県の一部(川崎・横浜など)にまたがる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事 の八部門に分類して集成する(内訳 東京都371・埼玉県353・神奈川県75話)。