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野盗が見張りに登った道玄物見松

所在地東京都渋谷区渋谷(物見松)
年代大永年間(一五二二―二八)
登場道玄太郎、和田義盛、北条義時、市之丞、北条義時に敗れた武将、武将、松を伐り取った名主
出典武蔵の伝説

どんな伝承か

北条義時に敗れた和田義盛方の残党は、渋谷区渋谷のあたりに逃れ住んだ。大永年間、その子孫の道玄太郎という者が野盗となり、見張りのためこの松へ登ったという。木は道玄物見松、道玄松と呼ばれた。『新編武蔵風土記稿』によれば、松はもと目黒区上目黒にあり、明和九年に名主市之丞が伐り取った。のちに駒場坂の下の松が道玄物見松と呼ばれるようになったが、それもやがて枯れた。渋谷区道玄坂の老松も同じ名で呼ばれ、野盗道玄の所業を伝えている。

原典より

北条義時に敗れた和田義盛勢の残党は、渋谷区渋谷の地に逃れ住んでいたが、大永年間(一五二二―二八)、その子孫の道玄太郎という者が野盗となり、物見のためにこの松に登ったという。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊)

大島建彦・渡辺千佳子『武蔵の伝説』(角川書店「日本の伝説」シリーズ・昭和51年=1976刊)を全799話・伝説単位で収録(巻頭「はじめに」は除く)。旧国「武蔵」=東京都・埼玉県および神奈川県の一部(川崎・横浜など)にまたがる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事 の八部門に分類して集成する(内訳 東京都371・埼玉県353・神奈川県75話)。

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