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影向石に立った薬師如来

所在地神奈川県川崎市宮前区野川本町(影向寺)
年代天安二年(858)・万治年間(1658-60)
登場慈覚大師、慈覚大師、運搬の人々、寺を再興した僧
出典神奈川の伝説

どんな伝承か

荒廃した影向寺を平安時代に慈覚大師が再興した。天安二年、堂が再建されて本尊の薬師如来像を京から運ぶことになったが、駿河国青島まで来たところで像が忽然と姿を消した。人々が四方八方に探すうち、寺の早飛脚が来て、薬師如来はひとりで例の霊石の上に立っていると伝えた。この不思議から石を影向石と呼ぶようになった。また万治年間に本堂が火災にあった際も、薬師如来はみずからこの石の上に避難し、焼失を免れたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・昭和42年(1967)刊/読売新聞神奈川県民版連載65回分)

『神奈川の伝説』(読売新聞社横浜支局編・文=谷川平夫記者・昭和42年=1967刊)を全65話・伝説単位で収録(巻頭の序・序文・はじめに・目次は除く)。読売新聞神奈川県民版に昭和40〜42年連載された「神奈川の伝説」全80回のうち65回分を書籍化したもの。横浜・川崎・横須賀・鎌倉・藤沢・小田原・相模原・厚木・三浦・箱根など神奈川県下各地の伝説を、樹木/石/塚/水/坂谷島/古屋敷址/神社寺院堂祠/禁忌/地名 の主題別に集成する。

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