火炙りを逃れた義本王
どんな伝承か
義本王の御代、疫病が次々と島を襲った。どこからともなく白髪の老人が現れ、これは神の怒りであり、鎮めるには王を火にかけるほかないと告げたという。やがて薪に火が回り、王の身へ燃え移ろうとしたその時、激しい雨が降り出して王は難を逃れた。王は国頭へ落ちのびて辺戸の祝女と夫婦になり、その間に生まれた子が、のちの尚巴王の先祖にあたるのだろうと語り伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。