子守唄が明かした飛び衣
どんな伝承か
川に髪が流れてくるのを見た銘苅子が上流へ向かうと、水浴びをしている天女がおり、その飛び衣を隠した。天へ帰れなくなった天女は銘苅子の妻となって二男一女を産む。子らが七歳、五歳、三歳になったころ、七歳の子が三歳の子をあやす子守唄から飛び衣の在りかが知れ、天女は子を残して昇天した。長じて上の子は按司の、中の子はノロの、末の子は百姓の、それぞれ始祖となったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。