安徳帝の行在所とみやこの地名
どんな伝承か
高岡郡仁淀村(現仁淀川町)の別枝に伝わる話。当地に移られた安徳帝の一行は、別枝の奥へ入り、そこを行在所と定められたという。その地は今も「みやこ」と呼ばれている。附近には紫酢の畝という地があるが、これは山奥で酢が得られず、酸味のある木の葉を集めて酢を製して帝に差し上げたことに由来すると伝わる。ほかに炊事の竈のあった所をかまとこ、天皇に差し上げる笛の竹を取った所を笛竹のあとと呼ぶ地名が残る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。