金鶏
どんな伝承か
金鶏の埋蔵にまつわる類話。笠岡市では、園井と笠岡の境にあるとびの子山の頂に金の鶏が埋めてあり、毎年旧暦一月一日の朝、一声だけ鳴くと伝える。その声を聞いた者は大分限者になるというが、まだ聞いた者はいないという(『吉備の伝説・土井』)。正月元日や大晦日の朝に金の鶏が鳴き、聞いた者は長者になるという同種の伝説は吉備一帯に数多く、山頂や塚、古井戸などがその舞台とされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。