天神山の古井戸から出る金の鶏
どんな伝承か
天神山に城を構えた天神宗景は宇喜多直家と争い、天正五年二月五日に敗れたという。落城した城跡には古井戸が残り、三畳ほどの大石でふさがれている。その底には刀剣や鎧、鐘などが沈められていると語り伝えられてきた。正月二日の明け方になると、この井戸から金の鶏が現れて二度鳴き、天神山の方角へ飛び去るといい、実際にその鶏を見たという者もいると伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。