猫檀家
どんな伝承か
寺で飼われている猫が、魚を食べさせてくれないので魚が食べたくて化けるようになり、魚屋を招いた。魚屋がおかしいと思って見ると猫なので和尚に知らせ、和尚は猫を小僧に捨てさせたが、小僧は猫にいわしを食わせて山に捨てた。十日ほどのち頭元に葬式があったが、風雨雷鳴で出せない。小僧は猫から、恩返しに小僧が行けば葬式が順調にできると聞いていたので出かけた。天気がよくなって葬式が出せたので、小僧は礼をもらい、いい寺の和尚になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。