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蚊無の里

所在地広島県東広島市(観音堂)
年代伝承(口承)
登場伝教大師、伝教大師、旅僧(伝承上の人物)
出典日本伝説大系 第10巻

どんな伝承か

広島県東広島市(旧豊田郡安芸津町)には、蚊に悩まされる村を救った旅僧の伝説が残る。ある夏の夕暮れ、みすぼらしい姿の旅僧が農家に一夜の宿を乞い、快く迎えられたことに感謝して、二か月かけて千手観音像を彫り上げた。別れ際、村人が蚊の多さに困っていると聞いた僧は、その観音像を守り本尊として祀り、村の名を「蚊無」と改めるよう言い残して去った。この旅僧はのちに伝教大師であったとわかり、その像は今も観音堂(かつての西蓮寺)に祀られ、参拝が絶えなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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