三本杉
どんな伝承か
神様が遠方へ行った帰りに神社の近くまで来て、腹がへって一歩も歩けなくなった。そこへ一人の男が通りかかり、自分の弁当を神様に分けて、いっしょに道端へ腰を下ろして食べた。そのときの杉箸を路傍に突き差したところ、それが三本に生長し、神様の三本杉だといわれてきた。杉は昭和二十六年十月十五日の台風で倒伏し、今は切株を残すのみとなったという。
原典より
〈高木―「杉箸」 柳田―「箸杉」〉神様が遠方へ行かれての帰りに神社に近い所まで来られると腹がへって一歩も歩けなくなった。—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。