雪女房
どんな伝承か
新潟県長岡市に伝わる雪女房譚の類話。雪の降る晩、爺が雪道で行き倒れかけていた娘を助け、家に連れ帰った。婆が娘の足元に火箱(火鉢)を置いて温めてやったところ、娘の姿は次第に溶けてしまい、後に残された布団はぐっしょりと水で濡れていたという。同種の話は東北から新潟にかけて広く伝わっており、雪から生まれた娘が人の情けで一時人間の姿をとりながらも、暖かさに触れて元の雪へと戻る展開を示す一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。