狐を見破る呪文
どんな伝承か
阿波には狸が多く狐はいないといわれるが、木頭では狐の話も伝えられている。狐は婚礼の話を聞きつけると客に化けて来て、先に御馳走を食べてしまうという。そこで怪しい客があるときは、狐には言えない言葉、たとえば「盆に餅入れてもちもち廻れ」というような文句を言わせてみる。狐であれば舌がつかえるので、それで正体を見破ることができるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
阿波木頭民俗誌――伝説・妖怪(民俗誌)
『阿波木頭民俗誌』第八章所収の伝説・妖怪。徳島県那賀郡の山深い木頭地方に伝わる口承を採録する。