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馬塚の祟り

所在地愛知県北名古屋市弥勒寺大門(西春高校)
年代大正十年(一九二二)頃
登場村人
出典西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異

どんな伝承か

弥勒寺の県立西春高校の一角には、大門という地名が残っている。高校ができる前、ここの畑には馬塚という小高い塚があり、その上に大きな榎が一本立っていた。榎は藤に巻きつかれて枯れてしまい、大正十年ごろに掘り起こそうとしたが、スコップでは歯が立たず、その日は引き上げた。ところが後日来てみると、太い根はあとかたもなく消えていたという。その後、西春高校の建設で馬塚も用地に入ることになったとき、掘れば祟ると言われていたので、皆が気味悪がった。

原典より

後日行ってみると、その太い根は跡かたもなくなっていたという(→『通史編1』五八二頁)。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)

『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町の町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節をムラごとの十八項に分けて並べ、最後の項の五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。

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