オカタ塚の祟り
どんな伝承か
宇福寺の、春日井稲沢線の信号から西へ五十メートルほどの所に、弁財天を刻んだ石柱が立っている。村の人はここをオカタヅカと呼び、いまも草木が生い茂るままにしてある。この塚は、昔宇福寺で伝染病がはやったときに築かれたものだと言われ、塚の木の枝を折れば祟りがあると恐れられている。
原典より
春日井稲沢線宇福寺信号の西方約五○メートルのところに、弁財天の石柱があり、村人はこれをオカタヅカと呼び、現在でも草木が繁ったままになっている。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)
『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町の町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節をムラごとの十八項に分けて並べ、最後の項の五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。