九之坪黒池龍神の祟り
どんな伝承か
九之坪の黒池龍神は霊験あらたかな神として信仰されていたが、祟りを受けた人の話が少なくないという。黒池に棲む亀を捕るだけで祟るともいわれている。大正元年に名古屋電気鉄道、のちの名鉄犬山線が開通した折、この池を埋め立てた工事関係者の中には急病にかかった人が何人もおり、病死者まで出たという。戦前には子供が池の亀を家に持ち帰ると、親たちは祟りを畏れて亀に酒を飲ませ、池に放していた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。