味噌炊きの馬頭観音
どんな伝承か
長栄町の綾瀬川の堤防の上に、南を向いて二体の馬頭観音が立っている。一体は寛政元年に長右衛新田の人々が、もう一体は明治二年に金右衛門新田の人々が建てたものである。味噌を仕込むとき、ゆでた大豆をこの二体の馬頭観音に供えると味噌がうまくできるといわれ、味噌炊きの馬頭さんの名で親しまれている。
原典より
一体は長右衛新田の人たちによって寛政元年(一七八九)に、もう一体は新しく、金右衛門新田の人たちによって明治二年(一八六九)に造立されたもの。—— 草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史)
『草加市史 民俗編――伝説』は、草加市史民俗編のうち「二 伝説」の章である。地名起源・塚・神々・地蔵・薬師・観音・その他の神仏・旅の僧・動物と妖怪の九節で、柿木や青柳の地名の由来、毛長神社の御神体、疣地蔵や火あぶり地蔵、雨乞いの龍、むじな大尽などを、『新編武蔵風土記稿』や縁起碑、土地の伝えによって記す。第十節「世間話」は狐・むじな・狸・雷獣の聞き書きを集め、話ごとに町名と話者の頭文字・生年を添える。