十王前・首切り風
どんな伝承か
美濃加茂市伊深の、いまの伊深連絡所が建っている場所は、もとを十王前といった。ここには十王堂や六字の名号碑が建っていたが、むかしはお仕置場であったと伝えられる。そして、間関の方角から吹いてくる風を、土地では首切り風と呼んだ。なお同じ伊深の別所洞は、寒い風の当たらない暖かな場所であったので、ヌノコボラと呼ばれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
美濃加茂市史 民俗編――伝説(美濃加茂市(編)・美濃加茂市史・自治体史(民俗))
『美濃加茂市史 民俗編』所収の伝説。岐阜県美濃加茂市の伊深・太田・蜂屋・三和ほか各地に伝わる口承を採録する。