根本の狐の話
どんな伝承か
板橋の男性が子どもの頃に聞いた話である。サカイツボから来たという自分の家の爺さんが、根本の葬式に行ったところ、サクで狐に出くわした。そのために道が変なところへ入り込んでしまい、そのまま連れて行かれて、家に帰れなくなってしまったという。サクは根本の入口にある一番はずれの部落で、坂の上に大きな松があり、その前の県道を上ったところに宮が祀られていると、同じ話者が直前の条で語っている。そことタカヤワラの間を大蛇が行き来しているという話も伝わる土地である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
竜ケ崎市史民俗調査報告書2(長戸・大宮地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書・自治体史(民俗))
『竜ケ崎市史民俗調査報告書2(長戸・大宮地区)』所収の伝説・怪異。茨城県龍ケ崎市の長戸・大宮地区に伝わる口承を採録する。