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望地の椿塚(おぎん・こぎん)

所在地神奈川県相模原市中央区田名望地(椿塚)
年代不明
登場おぎん、こぎん、継母にいじめられて死んだ姉、継母にいじめられて死んだ妹
出典神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話

どんな伝承か

相模原市田名の望地は、別名を椿塚という。昔、おぎんとこぎんという姉妹がいて、母が亡くなって三年目に後妻が来た。父が伊勢参りに出た留守に、継母は二人に笊で風呂の水を汲ませ、いっぱいになるまで寝てはならないと命じた。姉妹は懸命に汲んだが、疲れと寒さで井戸端の敷石の上で抱き合ったまま死んだ。墓に生えた二本の竹で武士が笛を作って吹くと、姉妹の声で母に会いたいと鳴った。父は墓を改めて母と共に葬り、塚に椿を植えたという。

原典より

春になって、父が、姉には手箱、妹には香箱の土産を持って帰ったが、二人は既にこの世になく、その墓には二本の小竹が抱き合うように生えていた。—— 神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話(中村亮雄(「伝説と昔話」)・神奈川県の歴史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話(中村亮雄(「伝説と昔話」)・神奈川県の歴史)

『神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話』は、県史講座要録の県下の民俗篇に収められた、中村亮雄の「伝説と昔話」である。柳田国男の白米城伝説の研究を手がかりに、三浦半島の二反ヶ城、鶴見の見返し坂、湯河原の石橋山合戦の伝承など県内の伝説を取り上げる。昔話は本格昔話と派生昔話(化物譚・笑話・動物昔話)に分け、藤沢・津久井・平塚などの類話を並べて世間話にも触れる。「はじめに」「伝説」「昔話」「あとがき」の四節からなる。

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継子譚地名由来継母

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