津久井郡の松明と怪物除け
どんな伝承か
津久井郡の婚礼では、嫁が婚家へ入る際、両親の揃った男女の子供が家の入口の左右に松明を持って控える。嫁が近づくと火勢を弱め、地につけた松明の上を嫁は綿帽子をつけて跨いで入る。これは一旦婚家に入る以上は水火を辞せずという意を表すとも、嫁に化けてくるかもしれない怪物を松明の火で照らすためだともいわれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話(神奈川県(県史講座)・神奈川県の歴史・民俗講座)
『神奈川県の歴史 県史講座要録 第6(県下の民俗篇)』所収の伝説と昔話。神奈川県の伝説を、柳田国男の研究を踏まえて論じる。