神霊との問答の末に届いた合格通知
どんな伝承か
想念停止の修行の途中、五井昌久はさまざまな問答を仕掛けられ、答えられないと肉体に苦痛を与えられるという試練を重ねた。そうした経過を経たある夜、あたかも口頭試験を思わせるような問答が神霊との間で交わされ、最後に、それではこれで問答は止めるが明日の晩には何か変わったことが起こるだろう、と合格通知をほのめかすような言葉が告げられた。以後、声や自動書記のような霊界側の指図は、二度と彼の肉体に干渉してこなくなったという。この時点で五井は、個我がすでに天の本体と合体していることを直感していたと述べている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学・平成(著述))
宗教学者・津城寛文『鎮魂行法論―近代神道世界の霊魂論と身体論』。近代以降の神道界に展開した『鎮魂行法』を、霊魂論・身体論・シャーマニズム論の観点から体系的に分析する。