トップ滋賀県の伝承近江八幡市

ふたり夫

所在地滋賀県近江八幡市
年代伝承
登場松前屋市兵衛、語り手、伝承者、体験者・行方不明者
出典河童・天狗・妖怪――民俗随筆

どんな伝承か

にぎやかな商家町であった江州八幡で、寛延の頃、裕福な商人松前屋市兵衛が一族から迎えた妻と円満に暮らしていた。ある夜、便所へ行くと言って下女に灯を持たせたまま戻らず、姿を消してしまう。妻は嫉妬してのぞきに行ったが下女がぼんやり立つのみで市兵衛は消えていた。跡目のない家では妻に入夫を迎えさせたが、二十年ほど後、便所から呼ぶ声がして、あの時のままの姿で市兵衛が座っているのが見つかったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

河童・天狗・妖怪――民俗随筆(武田静澄・武田静澄・民俗随筆・昭和)

武田静澄『河童・天狗・妖怪―民俗随筆』。全国の妖怪伝承を天狗・河童・ざしき童子・妖怪心理の四部で随筆風に集成する。天狗篇では天狗の団扇・誕生、祈禱くらべ、天狗に憑かれた女、幻術つかい、神かくし、天狗にさらわれた人々(お庭番のゆくえ・天から降った男・ふたり夫・天狗六兵衛・おかんの末路)、神かくしにあう心理、ぐひん餅と山荒れ、天狗の相撲場などを収める。

種別から探す

河童天狗妖怪天狗神隠し

近江八幡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『河童・天狗・妖怪――民俗随筆』の伝承