高見島のホトケ迎え
どんな伝承か
香川県の高見島では、死後三日目の行事をホトケ迎えといった。この日、墓へ参って「さあ帰りなさい。負うて帰るよ」と声をかけ、死者を背負う形をして家へ帰り、「さあ迎えてきた」といって下ろす恰好をする。その夜は仕上げの御看経があり、翌四日目に仏は墓へ帰るという。同じ島には、埋葬のあと近親者が笹を一本取って腰にさして帰り、死者の寝ていた跡へ立てて、仏をもってくるという習俗もあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。