予言どおりに降ったカンダズアメ
どんな伝承か
根井沢のイダッコイエーの初代である朝日神子は、自分が年を取って死ぬときにはカンダズアメのような激しい雨を降らせてみせる、と言っていた。やがてその日が来て葬式が営まれた朝は、よく晴れた天気だった。ところが葬列がサクノジョウイエーを出たとたん、途方もない雷雨が降りかかったという。そして法をもって土をかけたところ、雨はガラリと上がって晴れた。宮古市津軽石の根井沢に伝わる、初代の朝日神子と二代目の村上神子をめぐる話の一節である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史・自治体史(民俗))
岩手県宮古市(下閉伊)の信仰と怪異を網羅する。