隠しを取られたオシラサマの罰
どんな伝承か
宮古市の大沢で聞かれた話。ある人が父親の反対を押し切って、顔を隠してあるオシラサマの覆いを取り、他人にその顔を見せてしまった。するとそれから父親は、自分では気づかないのに舌を出す癖がついた。心配して下在家のイタッコさんに見てもらうと、見られたくない顔を見せられたのだから、そのおとがめだと言われた。オシラサマとはそれほど力のある神様なのだという。当地では、面倒がってオシラサマを埋めたり焼いたりした家の者は代々足が悪い、という話も語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史・自治体史(民俗))
岩手県宮古市(下閉伊)の信仰と怪異を網羅する。