朝までかかった帰り道
どんな伝承か
語り手の夫が取手の学校に奉職していた頃の話である。家に帰ろうと思って歩き出したところ、朝までかかってしまった。たった二里か三里の道なのに、どこを歩いたのか分からず、家に着いたときには朝になっていたという。煙草を持っていくとよいといわれ、煙草を吸うとキツネは去るので、少し変だと思ったら吸い出すのだという。ただし化かされているときは気がつかないのだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。