田んぼが見つからぬ狐化かし
どんな伝承か
十五、六の頃の話である。自分の家の田んぼへ行こうとしたのに、いくら探しても田んぼが分からず、何度もその周りをぐるぐる回った。そのうち座って考え、うちの田の中に足袋底のような形をした田があったはずだと思い出して辺りを探すと、ちょうどその田んぼの脇に自分が座っていた。不思議なこともあるものだと語られ、キツネに化かされた話として伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。