大神楽山の鐘太鼓
どんな伝承か
北相木村の白岩から二里半ほど奥、上州との境にある山を大神楽山という。昔、そのふもとに四、五人が入り込んで、毎日のように木を伐っていた。ある日、山頂の方から鐘や太鼓をすさまじく打ち鳴らす音が響いてきた。驚いた人々が相談して神社を建て、祭りを営んだところ、それきり音は聞こえなくなったという。今でもこの山で雨乞いをすれば、必ず雨が降ると言われている。
原典より
ある日、山の頂で鐘や太鼓のすさまじい音がした。—— 南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話(南佐久郡(編)・南佐久郡誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話(南佐久郡(編)・南佐久郡誌)
『南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話』は、長野県南佐久郡の郡誌民俗編から、第十三章「伝説と歌謡」の昔話・伝説・世間話の部分を収めたものである。郡内に伝わる鳥呑み爺や古屋のもりなど十一話の昔話、離山・白駒の池・おかんばあさんなどの伝説、光り物・あずきとぎ・天狗・かっぱ・狐火・家つき童子などの世間話を集める。伝説の後半には藤沢衛彦編『日本伝説叢書・信濃の巻』から佐久に関わる話を原文のまま引き、世間話は話題ごとに体験談を並べる。