駒繋ぎの絵馬
どんな伝承か
岡山県北房町(現真庭市)の遍照寺には、本堂すなわち観音堂に古い絵馬が奉納されていた。ところがその絵馬から夜な夜な馬が抜け出し、里へ下りて田畑を荒らすので何とかしてほしいと申し出があった。そこで絵馬に杭を描き添えて馬を繋いだところ、それきり苦情はぴたりと止んだという。同寺には梶原景時が駒を繋いだと伝わる銀杏や、京の大火を鎮めた八天狗の伝説も残る。
原典より
本堂(観音堂)に奉納されている絵馬から夜な夜な馬が抜け出して下界の田畑を荒すので、なんとかしてほしいとの申し出があった。—— 北房町史 民俗編(現代(町史民俗編)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北房町史 民俗編(現代(町史民俗編))
岡山県北房町の伝説。潮の満ち引きと連動して水が増える天神川、戦死者や口封じに殺された者を祀る七人みさき、盗まれた観音を刻んで往生した老人の身替り観音、京都の大火を消す八天狗、夜な夜な田を荒らす駒繋ぎの絵馬、賊を湯封じで平定した吉備津彦命の湯荒神、つちぐも退治と裏切りの神田池など、霊水・霊石・武士の霊・弘法大師伝説を豊富に収める町史民俗編。