名主の一言で決まった立木新田
どんな伝承か
年貢を定めるため役人が調べに来たときのことである。惣新田の検分が終わりかけたころ、役人が、ここも惣新田の土地なのかと尋ねた。年貢を重く掛けられるのを嫌った惣新田の名主は違いますと答え、そばにいた立木の名主がすかさず、ここは立木の土地ですと申し出た。そんなやりとりがあったために、その一帯は立木のものとなり、立木新田と名づけられたということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗))
『利根町史 第4巻(通史・民俗編)』第一章所収の民話と伝説。茨城県利根町の文・布川・文間・東文間各地区に伝わる口承を採録する。